日本製マットレスは、住まいの環境と体格に合わせて選ぶ時代です。 ボンネル、ポケット、ウレタン、ハイブリッド──特徴を知れば、失敗しない一枚に近づきます。
日本製マットレスの基礎と選び方(クリックで開く)
基礎①:コイルの種類を知る
ボンネルは面で支える構造。硬めで通気に優れ、湿度の高い部屋でも扱いやすい設計です。まずは耐久と価格のバランスで選びやすいタイプです。
一方で、ポケットは点で支える構造。体圧分散に強く、横揺れが少ないのが特長です。パートナーと眠る方や寝返りが多い方に向きます。
基礎②:フォーム素材を理解する
低反発は包み込む感覚。局所の圧を抑えやすい反面、暑がりの方は通気層と併用が安心です。高反発は姿勢保持が得意で、寝返りが軽くなりやすい設計です。
さらに、ラテックスや高通気フォームを重ねたモデルも増えています。通気・抗菌・洗えるカバーなど、衛生仕様もチェックしましょう。
基礎③:ハイブリッドの考え方
スプリング+フォームの多層構造は、支持力とフィット感の両立が狙いです。まずは中間の硬さから試し、好みに応じて硬軟を微調整すると失敗が減ります。
選定ステップ:失敗しない順序
まず、現状の寝姿勢と悩みを整理します。肩や腰の圧、寝返りの回数、暑さ寒さの感じ方をメモすると比較がスムーズです。
次に、サイズと設置環境を確認。通路幅、搬入経路、床置きかフレームか、湿度管理の可否を見ておきます。結果として、候補が自然に絞れます。
体験のコツ:比べる順番
標準硬さ→柔らかめ→硬めの順で横たわります。左右を入れ替え、肩と腰の沈み方を確認。さらに、横向きと仰向けの両方で試すと違いが明確です。
枕も同時にチェック。首のカーブと肩幅に合わせると、マットレスの評価が安定します。
衛生とメンテ:長く使うために
定期的なローテーションでヘタりを均一化。シーツは週1目安、カバーは月1洗濯が理想です。さらに、除湿シートやスノコで通気を確保すると清潔を保ちやすくなります。
通販と設置サービス
開梱設置や梱包材回収に対応するショップを選ぶと安心です。搬入が難しい間取りでも、事前相談でスムーズに進みます。
まとめ:自分軸で選ぶ
体格・寝姿勢・部屋環境。この三点を基準に、コイル・フォーム・多層構造を絞り込みます。最後は体験で微調整。結果として、快適な一枚に出会いやすくなります。